朝晩、過ごしやすい日が多くなってきました。日中はまだ暑い日があっても、夜になると鈴虫の声も聞こえ、すっかり秋の気配です。
木々も色づき始め、ここからが秋本番! ご家族で近くの公園にピクニックへ行ったり、デイキャンプをしたり、アウトドア時間が気持ちよく、過ごしやすい季節ですね。
「スポーツの秋」「実りの秋」「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」・・・・秋は楽しみ方もいろいろ! そんな今ならではの季節を感じながら、10月も楽しくお過ごしください!
二十四節気
季節の変化を知るために、地球が太陽をまわる一年を24に区分して、「春分」「秋分」など季節を表す言葉をつけてあらわしたものが、「二十四節気」です。農村ではこの二十四節気を基準にして種まきや収穫などをおこなってきました。より細かく四季のうつろいを感じられるだけでなく、年中行事とも深く結びつくものもたくさんあります。
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1月 小寒(しょうかん)/大寒(大寒)
2月 立春(りっしゅん)/雨水(うすい)
3月 啓蟄(けいちつ)/春分(春分)
4月 晴明(せいめい)/穀雨(こくう)
5月 立夏(りっか)/小満(しょうまん)
6月 芒種(ぼうしゅ)/夏至(げし)
7月 小暑(しょうしょ)/大暑(たいしょ)
8月 立秋(りっしゅう)/処暑(しょしょ)
9月 白露(はくろ)/秋分(しゅうぶん)
10月 寒露(かんろ)/霜降(そうこう)
11月 立冬(りっとう)/小雪(しょうせつ)
12月 大雪(たいせつ)/冬至(とうじ)
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10月には、「寒露(かんろ)」と、「霜降(そうこう)」があります。
- 寒露(かんろ) 10月8日ごろ(2023年は10月8日)
朝晩冷え込み、草木に冷たい露が降りる頃です。秋の長雨が終わり、この頃からぐっと秋が深まります。農作物の収穫もピークとなる時期でもあります。 - 霜降(そうこう)10月23日ごろ(2023年は10月24日)
早朝には霜が降りはじめる頃、という意味です。10月も下旬ともなると、ニットやアウターが欲しくなるころ。北の方では朝霜が降り、山々は美しく紅葉に染まります。
10月の年中行事、○○の日
10月の年中行事や、○○の日をご紹介いたします。お子さまとの暮らしのヒントになれば幸いです。
●衣替え(10月1日)●
日本には四季があるため、学校や官公庁、制服のある会社などでは、季節に合わせて衣替えをしますね。夏服は6月1日~9月30日、冬服が10月1日~5月31日です。
現在は気温もその年によってばらつきがあることもあり、学校の制服も一斉に衣替えをするところは少なくなってきていますね。
制服とは縁がない生活をしていても、暦上の季節の変わり目は意識して、なんとなくこの頃を目安に衣類の整理整頓をしたいものです。
衣替えのルーツ
この衣替えのルーツは、古くは中国の宮廷にあり、日本には平安時代ごろ伝わってきたようです。当初は貴族社会だけのもので、年に二回、夏装束と冬装束を入れ替える風習となっていたようです。
現在でも和服においてはとくにこの風習が強く残っていて、着物には袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)などがありますが、これらは着る時期が決められています。
衣類の目安
近年は気候の乱れもあり、季節の変わり目だととくに毎日の服装選びが難しいですよね。そこで、日中の最高気温と衣類の一般的な目安を記しますので、お子さまの通園通学やご自身のお出かけの服装選びの参考になさってください!
▶︎最高気温20~22℃:半袖と長袖の分かれめ
▶︎最高気温15~20℃:秋物のセーターや羽織るものが必要
▶︎最高気温15℃以下:完全に冬物
●スポーツの日(10月第二月曜日)● ※2021年は7月23日に移動
これまで「体育の日」として親しまれていた、10月の第二月曜日に制定されていた祝日が、2020年より「スポーツの日」に名称が変更になったこと、ご存知でしたか?
「体育」と聞くと、どうしても学校のイメージがついてしまうため、より広い世代人々にスポーツに親しんでほしいという観点から改称されたようです。
この休日、2000年より「ハッピーマンデー法案」により、10月の第二月曜日が体育の日の祝日になっていますが、1999年までは、10月10日が体育の日、でした。
スポーツの日(体育の日)の由来と意義
1964年に日本で初めて五輪大会「東京オリンピック」の開会式が開催されました。それを記念して、1966年から東京オリンピックの開会式があった10月10日を「体育の日」として祝日に定めました。
この日はみんなでスポーツをしよう!という意味です。「健康な心身を培う」ために体を動かそうという目的で制定されています。
幼稚園や小学校の運動会も、この日周辺のところが多いですよね。そうでなくても、この体育の日の三連休は体を動かすことを意識して、近くの公園でご家族でバトミントンをしてみたり、ボール遊びをしてみたりしてもいいですね。
▶︎▶︎子どもと楽しむ「スポーツの日」のアイディア
もちろん近くの公園などで体を動かして遊ぶのもひとつですが、自治体などが開催する特別イベントに行ってみるのもいいですね! ※お出かけの際はお出かけ前の検温やマスク着用など感染症対策とマナーをもって、楽しんできてくださいね!
スポーツの日記念イベント in 駒沢オリンピック公園総合運動場 : 2023年10月9日(月)10:00~16:00
秋の読書週間(10月27日~11月9日)
秋の読書週間は、10月27日~11月9日、文化の日(11月3日)を中心にした2週間です。この時期に本にちなんだイベントやキャンペーンをやる学校もありますよね。我が子たちが通う小学校では、絵本や本で見たり読んだりした食べ物で実際に食べてみたいものを公募、投票をして、読書週間期間中の給食にランクインしたメニューが出たり、読書週間中はいつもより本が多く借りられてたくさん本を読むとしおりがもらえたり、などといったイベントをやっています。
読書週間の起源
秋の読書週間は、1947年(昭和22年)、終戦後2年の、まだ戦火の傷跡が残っている頃に、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」という決意をもとに、出版社や書店、公共図書館、さらにはマスコミ機関が一丸となって立ち上げたものでした。
活字離れが加速する昨今はまた違った意味で、この読書週間の重要性を感じます。本は心の栄養。子供たちにはとくに、読書の楽しさを知り、たくさんの本と出会い、創造力や物事の考え方、知識などさまざまなものを吸収してほしいですね。
また、日々忙しくて本を読む時間がなかなかとれないお父様お母様も、読書週間を機に、秋の夜長も活かして本を手に取れば、いいリフレッシュになるかもしれません。
こどもの読書週間
さらに、とくに子どもたちにもっともっと本を身近に感じてほしい、子供たちに本と読む場所を、との願いから、1959年(昭和34年)に「こどもの読書週間」が誕生しました。もともとは、5月5日の「こどもの日」を中心とした2週間(5月1~14日)でしたが、子どもの読書への関心の高まりや浸透を受け、現在は4月23~5月12日の約3週間に期間を延長しています。
▶︎▶︎子どもと楽しむ「読書週間」のアイディア
本をたくさん読んでほしい、そう思っても、やはり子どもにも読書の好き嫌いがありますよね・・。読書が好きなお子さまでも、そうでないお子さまでも、もしかしたら「記録を残す」ようにしたら、モチベーションも変わるかもしれません。
学年別おすすめ図書を紹介しているサイトと、もしかしたら読書へのモチベーションが変わるかもしれない(??)おすすめアイテムをご紹介します。
0才から5、6年生までにおすすめの本がそれぞれ紹介されています。また、なぜ読書がいいのか、といった根本的なこともわかるデータものっていますので、参考までに。
4才からの未就学児におすすめの絵本100冊分の表紙のミニシールがついているので、図書館で借りてきて読んだら、そのシールとともに子ども自身の感想(おもしろい、こえをだしてよんだよ、といった絵を色塗りする)、親の感想共に簡単に記していくものです。いい記念にもなりますし、絵本を楽しみながら、子どもも達成感が感じられるものだと思います。
小学校中学年以上から、自分で感想がある程度かけるようになったらこちらがおすすめ! なぜその本を手に取ったのか、感想メモ欄には、感じたことを文字でも絵でも自由に残すことをすすめています。これはドラえもんですが、ほかにもいろんなキャラクターやデザインのものがこの類で出てますので、お子さまのお気に入りを探してあげるとやる気につながるかもしれません。
●ハロウィン(10月31日)●
テーマパークがハロウィンを年間イベントとして取り入れはじめて久しいですが、街中でも9月も中旬になると、クリスマスのように装飾やパッケージ、お店のメニューがハロウィンと化したり、どんどん広がっていってる気がします。
ハロウィンとは?
仮装を楽しんだりお菓子を交換したり、かぼちゃを飾ってみたり、日本でもすっかり定着したハロウィンですが、本来のハロウィンとはなんなんでしょう?
おおもとをたどるとそのルーツは、秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭り。民族の移住に伴いこの祭りがアメリカに伝わり、アメリカ合衆国では亡き聖人たちを祭るカトリックの行事と相まって、【ハロウィン】という民間行事として確立していったようです。
そんなルーツのハロウィン。本来のハロウィン仮装は、あの世からやってくる魔物に連れて行かれないよう、魔物にまぎれる目的で魔女やお化けといった格好になるのだそう! 日本ではその仮装のお祭り的要素のみが入ってきているので、近年のハロウィン仮装には、その年の流行や人気のキャラクターなどが反映されるようにもなっていますね。
▶︎▶︎子どもと楽しむ「ハロウィン」のアイディア
やっぱり、仮装! 大好きなプリンセス? 童話のなかの主人公? ベビーにはとっておきの、もこもこキュートなアニマル系!
▶︎▶︎その他ハロウィンを盛り上げるアイテム!
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ご家族での「○○な秋」、楽しんでくださいね!