ヘアドネーション~31センチの寄付でつなぐ笑顔!

皆さん、ヘアドネーション、って知っていますか?

最近では、水野美紀さんや柴咲コウさんといった女優さんたちもしたことから、少しは知名度も上がってきた「ヘアドネーション」。

小児がんなどの病で髪の毛を失った女の子たちのためにウィッグをつくる団体への髪の毛の寄付、それがヘアドネーションです。

私も数年前にヘアドネーションを知りました。当時一年生になった長女が七五三のために髪の毛を伸ばしていたのですが、それならこのまま寄付できる長さにまで髪の毛を伸ばして、寄付しよう、ということになりました。

ヘアドネーション1

最初は自慢のさらさらロングヘアをばっさり切ることに拒絶反応を示していた娘も、その意味、意義を説明したところ、賛同してくれました。

ヘアドネーション2

きれいなウィッグになるためには、31センチ以上の長さが必要です。

最後の一カ月はとくに、私自身も毎日、伸びすぎた娘の髪の毛をきれいにとかしたり、きちんと編み込んだり、愛情をもって、丁寧に扱うことに努めました。

そして先日、ついに迎えた断髪式!

今回は、十数年来のお付き合いになる美容師さんにお願いをして、事前にホームページで確認してもらったうえで、ヘアドネーション仕様にカットしてもらいました。

ヘアドネーション3

一番最後にカットしたのが娘が年中だった夏。そこから2年半伸ばしてきた歴史に、ついにハサミがっ!

毛先から31センチ以上、余裕をもった長さのところでひとつにゴムで束ねてもらい、その結び目からさらに2センチ上をカット。

ヘアドネーション5

切り取った毛束は、馬のしっぽのようで、とてもきれいでした!

長女は髪の毛はサラサラ、そして量も多いので、毛束の根本なんて、まるで化粧ブラシのよう(笑)。

ヘアドネーション6

切りとった直後はちょっと涙目だった娘も、その後美容師さんに丁寧にかわいくカットしてもらい、帰るころには人生初の短かさもすっかり気に入っていました(笑)。

肩まわりがすっきりしてるので、襟がついたブラウスが似合うかな?、とか、今までラブリーな服装ばかりだったけど、シルエットがコンパクトになったから、クレリックシャツにジーンズ、なんて格好もかっこいいかも!と、今まで思いもしなかったファッションが楽しめるのでは、と私もワクワク。とてもすがすがしい、新鮮な気持ちです。

 

それでも、ひとつのウィッグを作るのに、20~30人分の髪の毛の寄付が必要なのだそう!! 今回長女が寄付したからといって、直接的に誰かひとりがハッピーになる、そんな簡単な話ではないのです。

それでも。どこかで必要としている人のために。ほんのわずかなお手伝いしかできないとしても。ひとりでも多くのお子さまや、そのご家族の笑顔を願ってやみません。

やるかやらないかは別としても、少しでも多くの方にヘアドネーションを知ってもらいたい、そんな思いで、今日は実体験を記事にさせていただきました。

興味を持たれた方は、ぜひ「Japan Hair Donation & Charity(通称 JHDAC ; ジャーダック)」をご覧ください!

我が家は娘の髪の毛で寄付しましたが、ジャーダックではもちろん大人の髪の毛も受け付けています。ロングヘアを、イメチェンでばっさり切りたいな!とちょうど思われている方などいらっしゃいましたら、ぜひ31センチの長さがあるか確認してみてください!

賛同美容室などもあるようですが、ジャーダックのHP上で紹介している「ドネーションカットの仕方」を美容師さんに見せて、その通りにカットしてもらえば、ご自身で郵送できます。

髪の毛の寄付を通して、これからもたくさんの方の想いと笑顔がつながりますように・・・