新型コロナウイルスについて知ろう!|日常における対策、日常への影響を考える

2019年末からの感染拡大で日々ニュースになっている新型コロナウイルス。日本でも感染者が出ており、事態収束がまだ見えず、不安も広がる一方ですが、知識を持って対策すれば、極度に恐れすぎることもなくなると思います。恐れすぎずに、しかし冷静に、ひとりひとりができることをしていくしかありません。

日常生活において、新型コロナウイルスを恐れすぎないために、かつ、冷静に過ごしていくために、知っておきたいことを簡潔にまとめてみました。

コロナウイルスとは?

対策を考える前に、まずは新型コロナウイルスがどういったものなのかを理解しておく必要があります。

コロナウイルス自体は、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものはMERSやSARSなど重症化傾向のあるウイルスを含み、6種類あることがわかっています。

今回新たに発見された新型コロナウイルスは、2020年2月11日、世界保健機関(WHO)により正式にウイルス名【COVID-19】と名付けられました。この名称は「コロナ(Corona)」、「ウイルス(Virus)」、「病気(Disease)」という単語と、この病気がWHOに報告された「2019年」の組み合わせでできています。ちなみに、MERSのウイルス名は[MERS-CoV]、SARSは[SARS-CoV]です。

感染経路、潜伏期間は?

現在のところでは、主なものとして飛沫感染(ひまつかんせん)接触感染のふたつが考えられています。

感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染する「飛沫感染」は、主に学校や劇場、満員電車など多くの人が集まる場所が感染しやすい場所ということになります。

また、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で触れたまわりの物にウイルスが付着し、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着、その手で口や鼻を触って粘膜から感染するのが「接触感染」。これはおもに、電車やバスの吊革、ドアノブ、電気のスイッチなど、不特定多数の人が触るものに触れることで感染する可能性が出てきます。

潜伏期間は、世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点では1~12.5日(多くは5~6日)とされており、感染の可能性がある方は、14日間の健康状態の観察が推奨されています。

対策として日々できること

極力避けることはできるとしても、電車に乗らなかったり、ドアに触れないようにすることは日常生活を送るうえで不可能なので、重要なのはやはり、浮遊していたり、物に付着しているウイルスを体内に取り込まないことです。

そのためには:

  • マスク着用で、人が多い場所でも浮遊するウイルスを取り込まない
  • 公共の場や公共施設から帰宅、または外食などのさいには、とにかく手洗い、除菌シートで手をふいたりアルコール消毒をしたり、うがいをしっかりする

インフルエンザや風邪など他の病気と同様、こういった当たり前のような入念な衛生管理が大切となってきます。

マスク着用時の注意点

マスクをすれば安心、といったことでもありません。マスク表面でせっかくウイルスをブロックしたとしても、その表面に触ってしまっては手にウイルスが付着することも考えられます。

マスク着用時はなるべくその表面を触らないようにし、触った手で目をこすったり、鼻や口に触れる、食べ物をさわったりすることは極力避けるようにしましょう。

上手な手洗いの方法

手洗いも漠然と洗うのではなくて、 手のひら手の甲指先と爪の間指の間親指手首と、手を六つのパートに分けて考え、それぞれを意識してよく洗うと洗い残しがなくなります。この部位すべてきちんと洗うと、20秒はかかるのだそう。今一度、時間をかけてきちんと汚れやウイルスを洗い流す上手な手洗いのやり方を、お子さんと一緒にご確認ください!

新型コロナウイルスという得体のしれないウイルスへの警戒心からみなさんが予防対策をしっかりおこなっているからか、今年はインフルエンザの感染も減っているようです。同時期での患者数は、国が公表したデータによると、ここ10年で最も低いレベルにとどまっているとのことです。

免疫力を高める

また、ウイルスを仮に体内に取り込んでしまったとしても、ウイルスが細胞内に入ることを防ぐ、つまり、ウイルスに打ち勝つために免疫力を高める、といったことも日々できる対策として考えたいことです。

十分な睡眠時間を確保すること、そして毎日の食事を意識すること。先日漢方薬局を営む方の話を聞く機会がありましたが、免疫力を高める食材としては、味噌や納豆など発酵食品や、旬の白い食材ご飯長芋など粘り気のあるもの、そういったものを積極的に取り入れながら一汁三菜のバランスのよい食事を心がけ、また、それに加えて言うなら腹八分目、も大切とおっしゃっていました。

日々の食生活が身体を作っていくことは間違いないのですから、今一度食生活を見直して、免疫力を高めることも日常でできる対策だと思います。

人が密集する、密閉空間には極力行かない

新型コロナウイルスでは、今のところ感染者が複数確認されたのが、スポーツクラブであったり、ライブ会場やイベント会場であったり、その特徴は、人が密集することと、換気をしにくい状況であること、というのが専門家の方々の見解であり、一般的にも推測できる点。

極力、空気の流れがないような人が密集する空間に出かけることは控え、それでも、手洗い・うがい・アルコール消毒は効果的であることがわかっていることから、出かけた際はとくにそれら予防対策をきちんとおこなうことを心がけましょう!

中国製の商品から感染する可能性は?

キャサリンコテージでも中国からやってくるアイテムは多く、お客さまから「購入商品にコロナウイルスが付着していることはないのか?」といったお問い合わせをいただくことがあります。

ウイルスは、自ら細胞分裂を起こして増殖する細菌とは違い、生きている細胞の中でしか生きられません。米疾病対策センター(CDC)は、「新型コロナウイルスに関してはまだ不明な点が多いものの、体外に出た後物体の表面上では数時間単位でしか感染力が続かない」と指摘しています。そのため、「何日、何週間もかけて輸送された後で人に感染する能力を持つ可能性は低い」と説明。

弊社の商品は船便で何日もかけて中国から搬送しており、さらにそこから弊社倉庫での管理を挟んでお客さまのお手元へと届くため、仮にコロナウイルスが付着していたとしても、感染能力を持つウイルスが生存している可能性はかなり低いと言えます。

新型コロナウイルスで考えられる日常への影響

中国からの輸入品から感染することは考えにくい、ということはわかりましたが、キャサリンコテージ でも少しずつその影響を感じ始めているのが、中国の企業や工場が旧正月が明けてもしばらく閉鎖していたこともあり、商品の製造が遅れている、といったことです。

大手自動車メーカーでも、中国からの部品供給が滞っているためしばらく車の製造ラインを停止すると先日発表したところもあり、すでに日本のメーカーにも影響が出始めていますね。

キャサリンだけではなく、今後、中国経済の混乱、ストップによる、私たち日常への影響は少なからずありそうですが、とにかく事態が事態なだけに、早々に事態が収束に向かうことを願うばかりです。

日常生活で恐れすぎることは禁物ですが、それでも新型コロナウイルスはまだ知られていないことも多くあるため、新たに研究機関などから発表されることには注目しておく必要があります。

私たちもまずは個人個人ができることをして感染予防に注力しながら、すなわち国内感染拡大予防に努め、恐れすぎることなく、でも冷静に、日々過ごしていきましょう!

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