卒業式に袴を検討するなら～袴の基礎知識から、「レンタルor購入？」、袴のコーディネイトまで！

小学校や大学の卒業式に袴着用を検討している方に、袴選びのヒントをアドバイス！　袴の基礎知識から、レンタルするのか、購入するのか、そのメリットとデメリット、また、袴を今どきアレンジでかわいく遊べるコーデアイテムなどをご紹介いたします。

袴とは？

「袴」とは、日本の伝統的な着物で、主に男性が特別な行事や祭り、卒業式、結婚式などのさいに着用する形式的な装束です。腰から下に着るもので、洋装でいうところのボトムスにあたるアイテム。

女性用の袴もあり、主に神道の巫女や弓道衣などに用いられています。現代では卒業式の礼服として、女子袴が定番となっています。

卒業袴のルーツ：卒業式で袴が着られるようになった理由

着物姿で学業に励んでいた女学生たちが、着物だと動きづらく学業に身が入らない！とのことで、採用されたのが「袴」です。明治期に、学問の場にふさわしいきちんとした身なりとして、女学生の制服として女袴は考案されました。動きやすさ、優美さ、礼容を兼ね備えている点がポイントだったようです。当時の女学生といえば上流階級の象徴でもあったため、袴姿は多くの女子たちの憧れでもあったようです。

こうした学業と袴の密接な関係が、生徒たちの旅立ちの舞台である卒業式で袴を着るということにつながっているのだと思われます。

袴の基礎知識

袴についての基本的な知識をご紹介いたします。

袴の種類

袴には大きく分けて、「馬乗袴」と「行灯袴」の2種があります。

馬乗袴(うまのりはかま)
主に男性が着用する袴であり、礼装としても使用されています。現在でも剣道などの武道で使用するのは、この馬乗袴です。
行灯袴(あんどんはかま)
着物に帯というスタイルでは動きづらく不便として、明治時代に女性用袴として作られたのが、股の部分がないスカートタイプの行灯袴。馬乗袴に比べてトイレがしやすいという理由もあり、今では正式な場で着る袴は男女ともに行灯袴に代わっているそうです。

袴の美しい着こなし

男性用袴と女性用袴とでは帯を結ぶ位置が異なります。男性は腰の高さで帯を結ぶのに対し、女性はバストのすぐ下で帯を結ぶため、女性用袴のほうが身長に対しての袴丈が長くなります。

さらに女性の場合は、袴の足元に草履を合わせるか、ブーツを履くかで、似合う袴の丈感が異なってきます。
草履を合わせるなら袴丈は長めにくるぶしまでくるように、ブーツを履くなら、ブーツのデザインがより美しく見えるよう袴の長さは少し短め、くるぶし上約3cmのあたりでおさまるものを選ぶと、より袴スタイルが美しく仕上がります。

▶袴サイズ表の見方

袴を選ぶ際、丈感の参考にサイズ表を見ると思いますが、袴でいうところの「袴丈」または「着丈」は、袴のひだが始まる部分から裾までの長さです。ウエストにまく、ベルト部分は含みません。

アンダーバストから約5cm下あたりから、「袴丈」「着丈」の長さをはかり、着用したときの丈感をイメージしてみてください。

袴はレンタルが得？　それとも購入がいい？

袴はレンタルするのか、それとも購入するのか。もちろんどちらもそれぞれにメリットデメリットがあります。金額、デザインのバリエーションはもちろん、着用回数や、手間、保管。さまざまな観点から比較検討してみてください。

レンタル袴

レンタルとひとことでいっても、セットとなる着物のグレードや、さらには、実店舗で借りるのか、またはネットショップでレンタルするのかによってもまた、値段は変わってきます。

レンタル袴の相場

某着物店のリサーチによると、卒業式袴レンタルの相場は、

●ネットショップフルセットレンタル：9,800～55,000円（中心的な価格帯は14800円～29800円）
●実店舗フルセットが40,000～70,000円（一般的にフルセットの概念が無く、単品価格の合計となります）

袴レンタルの流れと注意点

夏休みが終わる頃の8月末から9月頃に袴レンタル最初のピークが始まります。多くの方がカタログを見て袴のレンタルを予約する時期になります。また新作の卒業式袴の発表も夏頃が多く、新作の袴の受付もこの頃から多くみられます。
まずは夏の終わりの8月末頃から袴のレンタルを意識してリサーチを開始するとよいでしょう。

▶袴レンタルから返却までの流れ
①衣装を選ぶ：予約状況カレンダーより空きがある衣装、サイズを選ぶ
②予約注文⇒確定
③お届け：だいたいご利用日3日前から前日に衣装が届く（ショップや配送状況による）
④ご利用日当日
⑤返却：利用日当日もしくは翌日までに、同封のゆうぱっく伝票を使って返却発送する

▶注意点：
レンタル袴の場合は、香水やヘアスプレー、首筋のファンデーションなどは、着物のシミの原因となるためなるべく使用を控える。

レンタルのメリットデメリット

●レンタル袴のメリット：
クリーニング不要、簡単返却、所有しなくて済む。流行デザインを着ることができる。実店舗なら実際に試着しながら比較検討できる。フルセット、フルコーデなら草履なども自分での準備が不要。他の人とかぶらず高品質でしっかりとした袴セットがレンタルできる。

●レンタル袴のデメリット：
予約の時点で気に入ったデザインが先約ありだと選べない。何度か着るなら都度レンタルすると購入よりも割高になる。期日をすぎると延滞料金が発生。万一汚れや破損が生じた場合の代金、または事前に加入する保険料がかかる(1000円～)。

購入袴

購入のほうがかかる費用も高くなるのが常ですが、それでもやはり、メリット、デメリットはあります。

購入袴の相場

袴のレンタルも販売もしている某着物店のリサーチによると、基本的には、袴購入の場合には、レンタル料金の2～3倍が相場のようです。もちろん素材であったり、ブランド物になればものによっては値段ももっと高くなります。

着物＋袴＋帯や着付け小物を含むトータルコーデで考えた場合、4.5万前後～数十万円まで値段の幅があるようですが、平均は8万円前後が相場となっているようです。

購入袴のメリットデメリット

●購入袴メリット：
在庫があればすぐに手元に届く。事前に着付けの練習ができる。卒業式以外にも街散歩や写真撮影など、好きなタイミングで袴を着て楽しめる。姉妹やお友達で着回せる。

●購入袴デメリット：
保管場所を考える必要がある。着付けに必要なアイテムやコーデ品を自分でそろえる必要がある。

卒業式に袴を着るなら何時に起きるのがベスト？卒業式当日のスケジュールを大調査！ – ドリームニュース

（出典：ドリームニュース）

小学校の卒業式で袴を着せない親はひどい？子どもの希望に寄り添いたいけど難問が山積み…… – ママスタセレクト

（出典：ママスタセレクト）

キャサリンコテージの袴セット（購入袴）が選ばれる理由

子供ドレスショップのキャサリンコテージでは、お子さまの晴れの日に彩り添える「着付け簡単な購入袴を」、レンタルよりも安く、ご用意しています！

どうしたら日本の伝統着、袴をもっと気軽に子どもたちに着せてあげられるか。簡単でありながらも、きちんと本格的に見えるか。着付けの知識がなくても簡単にご自宅できちんとお子さんに袴を着せてあげられる、工夫いっぱい、キャサリンの袴セットがみなさんに選ばれる理由を、徹底解剖！

キャサリンコテージの袴セットが選ばれる4つの理由

こまごまとした面倒な小道具一切不要！　忙しい卒業式の朝も、早くから着付けに出向くことなく、ご自宅でお母さまが袴を着せてあげることができると、毎年たくさんのご家庭よりお喜びの声をいただいています。

可愛いです！
165までのサイズがあるのがこちらのお店だけでした。小学生なのでスカートタイプで探していました。
初めての袴で短時間しか気ないので安い方が良いですし、ほんとに助かりました。
ペラペラというレビューもありましたがお値段的に仕方ないでしょうと思い注文しましたが、全然問題ないです！　可愛いです！　写真で見てたより可愛くて良かったです。

上の子が半成人、下の子が七五三なので購入しました。着付けの仕方の紙も入っており、試しに着せてみましたが、簡単に着付けができました。大きめにしたので、肩上げと袴の裾上げをしないといけないですが、姉妹共に自分の好きな柄を選んだのでとっても気に入っております。
撮影やお参りの時など、その時の都合(体調や天候)で使用できるのは、レンタルにはない強みだと思います。

150センチ弱の娘に160を購入。小学校卒業式用です。本当に簡単に気付けられました。タオル補正はしました。何倍もの値段でレンタルしたお友達と並んでも遜色なしです。矢絣柄にしましたが華やかな柄が多い中古典柄がかえって目立った気もします。たくさんの方に褒めてもらえました。
これから卒業式を迎える子のいるお友達にも勧めたいです。

実は柄にも人気の秘訣！

キャサリン袴セットのお着物は、京都着物デザイナーがキャサリンだけのために描き下ろしたオリジナル柄ばかり。着物特有の色鮮やかで華やかな柄でありながらも、どことなく品がある、そんな正統派であるには根拠があります。また、同着物デザイナーが描く洋風テイストな花柄シリーズ「ヴィンテージフルール」が新たに仲間入り！　その他ドレス生地を使った、和洋折衷な美しさが楽しめる刺繍着物の袴セットも増え、ドレスショップならではの商品力で、選ぶ楽しみがさらに増えました。