子供ドレスのキャサリンコテージ専属スタイリストさんに教えてもらった、簡単ヘアアレンジレッスン全5回。
その第一弾、lesson*1は基礎編として、大人のヘアアレンジでも昨年大流行した「くるりんぱ」と、毛先の揺れがおしゃれを演出する「巻き髪風」ベースづくりをご紹介いたします! この二つのテクを知っていれば、アレンジの幅も広がり、いつもの髪型も簡単におしゃれ仕様にできちゃいます。
お出かけや発表会、結婚式などの子供ドレスやワンピースとの相性はもちろん、いつもの通園通学にも使える、“ちょっとした”おしゃれヘアアレンジです。
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lesson*1 menu
●「くるりんぱ」と、応用アレンジ
⇒基本の「くるりんぱ」
⇒「くるりんぱ」からの応用アップヘアスタイル
●巻き髪風ベースづくり
⇒ねじりウェーブ
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「くるりんぱ」
「くるりんぱ」は、少しゆるめに結んだその結び目と頭の間に結んだ髪を毛先から通すだけの簡単テク! 簡単なわりに、これさえできればいつものひとつ結びもたちまちおしゃれに、そして、さまざまなアレンジへと応用できる技なのです。
ヘアアレンジに自信がないママも、これだけは絶対にマスターしておきたい!
how to「くるりんぱ」
1.まずは、サイドでひとつ結びに。あまりきつく結ばないこと!
—おしゃれ映えpoint*—
結び目と逆サイドの髪の毛は、ブラシを使ってふんわりとつむじを通ってこちら側にもってくれば、自然にトップにボリュームが出てスタイリッシュな仕上がりに!
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2.結び目と頭の間に指を入れて、真ん中に穴をあける。穴の中に、下から親指と人差し指をスタンバイ(写真だと、スタイリストさんは左手の人差し指と親指を穴に入れようとしています)。その指に上から毛先を渡し、穴のなかに引き込んで髪をすべて穴に通す。
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3.穴の中を髪の毛が通って、見事くるりん!とできれば、サイドの髪がきれいにねじれます。
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4.そして、仕上げにして、重要なポイント! 髪の毛をギューッと両サイドにひっぱって、ゆるんだ結び目をしめる。この仕上げのひとしめで、サイドのねじれがまたさらにキレイに出ます。
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5.「くるりんぱ」の完成!
ヘアアクセサリーを使わなくてもおしゃれ映えするスタイルですが、さらに華やかに見せたい時は、結び目の下にリボンやピンをつけても◎。
ハーフアップでも使えますし、ただ単に下の方で結ぶひとつ結びも、「くるりんぱ」するだけで大分おしゃれでかわいいヘアスタイルに昇華しちゃいますょね!
おすすめアクセサリー:
▶︎▶︎「くるりんぱ」応用アレンジにチャレンジ!
実は↑↑このちょっと艶っぽいアップスタイル↑↑も、「くるりんぱ」をした状態から作ったヘアアレンジなのだそうです!
how to「くるりんぱ」アップスタイルアレンジ
1.先ほど完成させた「くるりんぱ」の続きからです。
「くるりんぱ」の結び目を、10センチほど毛先の方へずらす。
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2.毛束をねじりながら上の方へもっていく。
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3.ねじりながら「の」の字を描くようなイメージで、頭の高い位置でピン止め。(お子さまの髪の毛の長さにより、もう少し小回りにするなど調節してくださいね)
point▶︎毛束を固定したい位置でまず指で押さえ、その指の真下にピンをさすとうまく留まります。地肌に沿うようにピンを使うこともポイント!
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4.ピン数本でしっかり固定。
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5.上部でしっかり止めれば、毛先はそこから自然にたらす感じでOK。
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6.「くるりんぱ」のアップヘアアレンジ完成!
あとは大きめコサージュやリボンクリップを使って、ごちゃついた部分を隠したり、補強ついでに飾り付けたりしちゃいましょう。
「くるりんぱ」をゆるめて、ねじってトップ数か所ピン止めするだけで素敵なアップスタイルが叶うなんて、目からウロコなヘアアレンジですね! こちら、お子さまにやってあげるだけでなく、お母様ご自身のヘアアレンジとしてもおすすめです。
おすすめヘアアクセサリー:
さて、お次はこちらの写真をご覧ください。
このモデルちゃんのヘアアレンジも、実は「くるりんぱ」しただけなんです!
・・・だけど、なんだかゴージャスに見える・・・
それもそのはず、このモデルちゃんのヘアアレンジでは、まずベースとして、ロングヘアをコテでまいているのです。同じ「くるりんぱ」でも、毛先に動きがあるだけで、大分おしゃれ映えしますよね! コテで巻けるお母さまはそれが一番きれいにウェーブが出せる方法ですが、コテなんて持ってない!時間がない!うまくできない! そんなお母さま方でも簡単にお子さまの髪の毛を巻き髪風ウェーブヘアにできる技をご紹介いたします。
前日の夜の仕込みが必要になりますが、簡単な仕込みをして寝るだけで、翌朝かわいいうねりの入った髪の毛にできるので、ぜひトライしてみてくださいね!
簡単!巻き髪風ウェーブヘアのベースづくり
ヘアアレンジのベースとしておすすめなのが、ゆるやかウェーブヘア。ストレートヘアのお子さまなら、毛先に動きをつくってあげるだけで、いつものひとつ結びやポニーテール、ツインテール(ふたつ結び)も軽やかに、華やかさもかわいらしさもグンとアップします! ここでは、夜寝る前、お子さまの髪の毛にちょっとした「仕込み」をすることで巻き髪のようなウェーブをクセづけする方法をご紹介します。
スタイリストさんいわく、ひと昔前は「びんぼうパーマ」として流行ったようですが、「びんぼうパーマ」だと響き的に・・・なので、ここでは「ねじりウェーブ」 と呼ぶことにします(笑)。髪の毛をひたすらねじってねじって、そのまままとめて寝るだけの簡単パーマ! 三つ編みをした状態で寝てつくるウェービーヘアよりも、自然なウェーブヘアになります。
point▶︎完全に髪の毛を乾かしてからやることが、翌日きれいなウェーブをつくるコツ。髪質によってクセがつきにくいお子さまは、カール用スプレーなどをしてからドライすると、クセがつきやすくなります。
how toねじりウェーブ
1.そのまま寝るので、邪魔にならないよう、どちらかのサイドに髪を持っていってまとめ、ひたすらねじります!
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2.ねじりまくっていると、ねじりの勢いでところどころ折れて、ツイストドーナツのようにまとまってくるので、勢いにまかせてそのままねじりあげる。
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3.ねじりあげたら、毛先を毛束の根本に向かって巻き付けながら持っていき、毛束根元と共にヘアゴムで結んで固定。頭から少し間をあけたほうが眠るときに邪魔にならないので、少し遊び部分をとった位置で結ぶのがおすすめ。
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4.仕込み完了!
この状態で、お子さまに寝てもらいましょう。
すると・・・
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5.翌朝には! こんな素敵な、外国人のクセ毛風ゆるやかウェーブヘアになっています!
アレンジのベースとしては十分なウェーブですよね。
できるだけぐるぐるねじって、ぐるりと巻いた方が、よりウェービーなクセがつく、気がします。ちなみに上の写真、左側の子は手順4までのオーソドックスなねじりウェーブをしましたが、右側の子は、髪の毛も多くてクセがつきにくいので、ふたつにわけて両サイドでねじりウェーブの仕込みをして、寝てもらいました。
子どもの髪の毛はやわらくてクセもすぐにとれてしまいますので、1日しっかりキープしたいときは、ムースやスプレーなどをよくもみこんでおくことをお勧めします。
また、お子さまの髪質によってはクセがつきにくいこともありますので、何度か試して髪質を把握しておくとよいと思います。
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ヘアアレンジlesson*1、いかがでしたか?
簡単にできるウェーブヘアのベースづくりと「くるりんぱ」、この二つだけでもマスターすれば、今度のお出かけのヘアアレンジでもだいぶ遊べるのではないでしょうか?
次回、lesson*2では、三つ編みを使った簡単だけど華やかなヘアアレンジや、花冠、フラワーティアラの使い方もご紹介いたします!
upcoming lesson*2 includes…
“ヘアアレンジlesson*1~基礎編|「くるりんぱ」&巻き髪風ベースづくり” への3件のフィードバック