はじめての誕生日

1年前、初めてお腹にいた赤ちゃんと対面した日。いろいろあったからこそ、この一年という歳月の奇跡を改めて噛みしめる日となりますね。1歳のお誕生日を無事に迎える嬉しさは、やはり特別なのです。

1才のお誕生日会というと、まだまだ本人はよくわかっていませんが、子どもに親の愛情を伝えるためにも、将来、思春期を迎えた時、大人になった我が子がアルバムを見た時に、大切にされていたんだなーと思えるようにするためにも、また、ご両親自身が親になった喜びを改めて噛みしめるためにも、おじいちゃんおばあちゃんを喜ばせるためにも、ぜひとも何かしてあげたいものですね。

それなりに準備してお誕生日会をしてあげると本当によい思い出になりますし、そうでなくとも写真を撮るだけでもいい。ぜひやってあげたいイベントです。

1、2才の赤ちゃんのお誕生日会についてのアイディアをご紹介します♪

この年齢だと、お友達がいるからといって、すごく喜ぶというのでもありませんし、同年代のお友達も、お祝いの気持ちをもって、参加するというわけにもいきません。特別な場合を除いて、1-3歳のお誕生会は、親や祖父母、親類、友人など大人と家族親類の子供たちの間だけで、お祝いするイメージで準備するのがお勧めです。

IDEA1▶︎1才のお誕生日のセンスのいい写真を撮る!

写真撮影に効くアイディアその1:バルーンを使って、手軽にファッショナブルな写真を

曇りや晴れた日なら、ぜひバルーンをつかって写真撮影をしてみましょう。外なら光の量が十分なので、きれいな写真が撮れます(晴れているより曇りの日の方が、写真はきれいに撮れることが多いです)。

お部屋であれば、使い捨てのヘリウム缶を用意して、同系色でまとめたバルーンをベビーチェアなどにくくりつければ、手軽におしゃれな写真背景ができます。バルーンを背景として使うなら、1歳の赤ちゃんにバルーンを持たせることはできないので、何か括りつけるものを用意する必要があります。つかまり立ちをする赤ちゃんなら、その支えになるものにつけるのが丁度いいですね。倒れにくい、しっかりしたものを選んでくださいね。

ヘリウム缶▼

1才の誕生日用バルーンセットなんてものもあり、カラーコーディネートされているので、センスよくまとまります▼

写真撮影に効くアイディアその2:天井から吊り下げる装飾品を使ってファッショナブルな空間に

室内なら、ペーパーフラワー飾りを天井から吊り下げるのも素敵です。ヘリウム缶いらずで便利、ゴージャス感が手軽に演出できます。

ペーパー飾り

IDEA2▶︎家族・兄弟・親類でレストランで祝う

1才のお誕生日会をやるとなると、家族はもちろん、双方のおじいちゃんおばあちゃん、親の兄弟の家族や子供までくるかもしれません。人数が多ければ近場のレストランを借りきって、ひとつのテーブルには生まれてからこれまでの写真や誕生日ケーキの持ち込みをさせてもらい、おみやげを用意するなどの演出をこちらでさせてもらうのもいいでしょう。

レストランなら、あまり気を使うことなく、義父母も招待しやすいですね。

IDEA3▶︎お庭やテラスで気軽に開くお誕生日会

お庭なら、ケーキをこぼしてもへっちゃら。バーベキューができるようなちょっとしたお庭があるお家なら、手軽に開けるお誕生日パーティーのアイディアです。

IDEA4▶︎ホールケーキを1歳の子に自由に食べさせてみる

お洋服を着せると必ずぐちゃぐちゃになるので、温かい季節なら、おむつをはいただけの状態でエプロンをつけて食べさせる場合も多いです。

IDEA5▶︎ベビーチェアに飾り付け&ケーキでお手軽イベント

ベビーチェアにお手製のバナーを貼り付け、ホールケーキをのせれば、完璧でかわいい1歳のお誕生日イベント&写真が完成!(撮影は、窓際で行うと綺麗に撮れます)

◆1歳のお誕生日レシピ:赤ちゃんのスマッシュ用ケーキの作り方◆

手づかみ用のケーキをケーキ屋さんで買うのは、ちょっと・・・というのもあり、また、ケーキ屋さんのケーキだと、飲み込むと危ない大きさのフルーツなどが中に入っていたりすることもあるので、ママが用意するのがベスト。
下の引用動画で参考になるのは、クリームののせ方! お花のようにすれば、クリームだけでも華やかでばっちりです。土台のケーキは、焼ければもちろん一番いいですが、赤ちゃんがいてなかなか大変という場合には、スーパーで売っている数百円のスポンジケーキの土台を使うのもおすすめ。

もしくは、ホットケーキミックスを炊飯器で焼くのも簡単で失敗なし! 赤ちゃんが手でぐしゃぐしゃにした上、たぶん、ほとんど口にしないと思われるものなので、楽しくスマッシュしてもらうには、ケーキはなるべく手軽に用意した方がいいですよね。

IDEA6▶︎日本の伝統行事、背負餅、立ち餅を取り入れてみる

ここで、日本の伝統行事をご紹介。

一升餅:初誕生祝いに一升分の量のもち米から作られた餅を丸めた物を背負うなどさせる伝統行事

日本では、そもそも欧米のように毎年誕生日を盛大に祝うという習慣があまりありませんが、初誕生日には、お餅を用意してお祝いする習慣があり、それが一升餅の行事になったと考えられています。

次の願いを込めて一升餅を用意すると言われます。

「一升」と「一生」を掛けて一生食べ物に困らないように

丸いことから「一生丸く長生き出来るように」

一升餅、その重さは実に1.8キロ! そのお餅を風呂敷や布にくるんで、赤ちゃんに背負わせるのが、家庭でも取り入れられる一升餅の伝統行事です。急にずっしり重たいものを背中に乗せられ、赤ちゃんは戸惑い、泣いたり、歩いたりハイハイしようとしてはバランスを崩して倒れたり・・この様子もまた、本当にかわいいんです。もしこの行事を取り入れるのなら、動画撮影も忘れずに。

以下一升餅をつくる餅屋さんのページより引用

昔行われていたお祝い方法は、次のような方法がありました。(もちろん、今も行われている方法もあります)
東日本地域では、一升餅を背負わせて座らせたり、お餅を投げつけて歩かせないようにするところが多くありました。このような地方では、一升餅の呼び名が、

  • ぶっころがし餅(福島県)
  • ちから餅(千葉県)
  • たち餅(千葉県、埼玉県)
  • ひっちょい餅、ぶっせい餅、ぶっつわり餅、ぶっすわり餅(埼玉県)
  • たったら餅、たったり餅(岩手県、秋田県)

などと呼ばれてたようです。また、埼玉県辺りでは、歩けなくなるまでお餅の数を増やしたり、また、わざと転ばせたりする地域もあります。

踏ませたりする「餅踏み」をする風習は、九州地方で多いようです。 古くは、鹿児島県では、お子様に新しい草履(ぞうり)を履かせて、のし餅(平たい餅)の上を歩くマネをさせていました。 長崎県の五島では、歩き祝いといって、お子様に餅を践ませてその餅を配る、福島県八女郡では、早く丈夫に育つようにと餅を踏ませると言った風に踏ませる風習があります。

変わったところでは、誕生餅を抱かせるという変わった風習の場所もあるようです。

出典:一升餅本舗 http://www.1-mochi.com/user_data/question.php

もちろん、赤ちゃんとご両親だけで、ささやかにお祝いする誕生日会も素敵です。主役の赤ちゃんには少しドレスアップしてもらって、親子で記念写真を撮る。そこに、将来のお子様へのメッサージを同封して保管しておくのもいいですね。

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